ない、で曇ったメガネを拭く日

プレコンセプションケア

今日は、女性経営者をサポートする会に参加してきた。


朝、コンタクトを入れる暇がなかった…… のではなくて、

私はあえて、2つ持っているメガネのうち 「頭が良さそうに見える風」のメガネを選び、 自信満々に家を出た。


自分の夢について話し続けて、気づけば10年が経つ。


なりたかった看護師になれた。

なりたかった助産師になれた。

出会いたかった人生のパートナーにも、出会えた。


本当は 「ない」ではなく 「できた」「叶った」の連続なはずだった。


それなのに今日、 自己紹介の場で口から出てきたのは、 お金がない。 自分の適性価格が分からない。 結局、届けたいサービスが分からない。


気づけば、 今日の持ち物だったはずの自信を どこかに置いてきてしまったような話をしていた。



講師の先生の話は、とても刺激的だった。

コミュニティ作りの話。 成長が見込める事業へのチャレンジ。 ライフステージが変化する中での、メンバーとの関わり方。


メモを取る手が止まらないほど、貴重な時間だった。


そして、私が一番聞きたかった 資金調達の具体的な話もしてくださった。

その瞬間、 私は心の中で線を引いてしまった。 「この人と私は違う」


社会的な意義については、 聞いていて「同じくらいだ」と 自分で自分を安心させていた。


でも、 それで儲けている。経営している。 という部分で、 メガネが一気に曇った。


その曇ったレンズ越しに話した結果が、 先ほどの「ない」のオンパレードだった。


10年前、20歳の頃。 将来の相談をしたときは、 キラキラと夢を語れば 「それはきっと叶うよ」と言われてきた。


それを信じて、続けてきたはずなのに。


気づけば、ない、ない、ない。


隣に座っていたのは19歳の女の子。 「


雇われるのではなく、自分でお金を稼げるようになりたい」

そう話す彼女は、 まだ何者でもないはずなのに、 期待を胸いっぱいに抱いてそこにいた。


その姿が、まぶしかった。


最後に私は、 必死にその19歳の彼女に向かって言った。


「バリバリ働きたい人ほど、 夢を続けるために プレコンセプションケアは必要だと思う」 そう言い捨てるようにして、会場を後にした。


でも、これは本音だ。


今、夢を胸に頑張っている人にこそ、 届けたいのがプレコンセプションケア。


仕事を頑張れるのは、 健康な身体と、安定したメンタル、 そして支え合えるパートナーシップがあるから。


そして、 何のために働いているのか分からなくなったとき、

最後に支えになるのは 「誰と、どんな生活をしていたいか」という問いだ。


これまで「ライフワークバランス」と言われてきたけれど、 多様性の時代に本当に必要なのは、 自分で人生を設計する力=ライフデザイン。


その土台にあるのが、 プレコンセプションケアだと思っている。


「性」という漢字を、思い出してほしい。 心から生きる、と書いて「性」。


人生を謳歌していく上で、 性は切り離せないものだ。


「ない」で汚れたメガネを、 一度きれいに拭いて。


初心を忘れず、 また夢のトンネルの出口に向かって歩き出そう。


その前に今日は、 一日頑張った自分を 家に帰って、ぎゅっと抱きしめてあげよう。


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