生理・PMS

生理前に甘いものが欲しくなる理由|PMS・血糖値・イライラの関係をプレコン解説

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生理前や生理中に甘いものが欲しくなるのはなぜ?


助産師がPMSと血糖値、ホルモンの関係をやさしく解説。

プレコンセプションケア視点でのセルフケア方法も紹介します。


 

生理前に甘いものが欲しくなるのはなぜ?  


なぜ、今私はコンビニのお菓子コーナーから動けずにいるのだろう。  


頭では分かっている。

血糖値のジェットコースターの話も、砂糖依存の話も、

精製された砂糖は摂りすぎると身体に負担がかかるということも。


助産師として人に話す側の私なら、きっともっと上手に説明できる。  


でも、今日は違う。   動けない。   なんだかイライラするし、やけに疲れている。 

  そして「あーもう嫌だ」と思いながら、棚に並ぶチョコレートやクッキーをぼんやり見つめている。  


こういう日、ありませんか?  


生理前や生理中。いわゆるPMSの時期。 

身体の奥でホルモンが大きく揺れている時、女性の心と身体は想像以上に繊細になる。 


プロゲステロンが増える生理前は、体温が上がり、代謝も少し変化する。


血糖のコントロールが揺らぎやすくなって、「エネルギーほしいよ」というサインが出やすい時期でもある。


だから甘いものを欲するのは、決して意思が弱いからではない。

身体の仕組みとして、とても自然なこと。 

それを知ってから、私は少しだけ自分に優しくなれた。  


 以前の私は、「また食べちゃった」「自己管理できてない」と責めていた。


でも今は、「あ、今はそういう時期か」と立ち止まれるようになった。 



 甘いものを食べたあとに疲れる理由 ただひとつ、医療職として伝えたい視点がある。


それは「砂糖=悪」ではないけれど、“精製された砂糖の摂りすぎは確実に身体を疲れさせる”ということ。 


白砂糖は吸収がとても速い。血糖値が一気に上がると、

それを下げるためにインスリンというホルモンが大量に分泌される。


この乱高下が続くと、だるさ、集中力低下、イライラ、眠気といった症状につながりやすい。


PMSの時期はもともと自律神経やホルモンの揺らぎがあるから、

この血糖変動が重なると「なんか今日はしんどい」が倍増することもある。 


さらに専門的にいうと、砂糖の過剰摂取は体内の慢性炎症を助長する可能性があると言われている。


炎症はPMSの頭痛や腹痛、だるさを強める一因とも考えられているし、

腸内環境の乱れや睡眠の質低下にもつながる。  


 そして女性にとってもうひとつ大事なのは、血糖コントロールとホルモンバランスの関係。

血糖の乱れは排卵や月経周期にも影響することがあり、プレコンセプションケアの視点では将来の妊娠準備にも関係してくる部分。 




甘いものと上手に付き合うコツ  


だから私は「甘いものをやめよう」とは言わないけれど、「どう付き合うか」は一緒に考えたいと思っている。


例えば、

・空腹でいきなり甘いものを食べない。  

・タンパク質や脂質と一緒に摂る。 

・加工度の低い甘さを選ぶ。  


それだけでも身体の負担は全然違う。  


最近の私は、甘いものを食べるならナッツやヨーグルトと一緒にしたり、

カカオ70%以上のチョコにしたり、まず温かい飲み物を飲んでから考えるようにしている。 


すると、不思議と「絶対これ食べなきゃ」という衝動が少しやわらぐ。 


もちろん、それでも食べたい日はある。  そんな日は、食べる。 

罪悪感はできるだけ持たない。  だって、心と身体はつながっているから。 

ストレスの方が、案外ホルモンバランスを乱すこともある。  


 PMSケアって、何か特別なことをしなきゃいけないように思われがちだけれど、本当はもっとシンプルでいい。 


ちゃんと寝ること。   身体を温めること。   鉄分やタンパク質を意識すること。  

そして、自分の波を知ること。 


「今は頑張りすぎない時期」って分かるだけでも、かなり違う。


私はプレコンセプションケアの活動を通して、「妊娠前の準備」という意味だけじゃなくて、

「自分の身体と仲良くなる時間」というニュアンスを大事に伝えている。 


妊娠するかどうかに関係なく、女性が自分のリズムを知っておくことは、生きやすさにつながる。


パートナーシップにも、仕事にも、そして未来の選択にも。  


コンビニのお菓子コーナーで立ち止まったあの日の私も、きっと身体からのメッセージを受け取っていただけだった。


   「ちょっと疲れてるよ」   「無理してるよ」   「少し甘えていいよ」  

そんな声だったのかもしれない。 


だからもし今、同じように立ち止まっている人がいたら伝えたい。 


甘いものを欲しくなるあなたはダメなんじゃない。 


ちゃんと感じ取れている証拠。 


ただ、そのあと身体がもっと楽になる選択を、少しずつ一緒に探していけたらいい。 


もしPMSの波がつらかったり、自分の身体のリズムがよく分からなかったりしたら、ひとりで抱えなくても大丈夫。 


プレコンセプションケアは、そんな“まだ妊娠していない今”のためのケアでもあるから。  


今日も私はきっと、時々お菓子コーナーで立ち止まる。


でも以前より、少しだけ穏やかな気持ちでそこに立っている。


それだけで、十分進歩だと思っている。


そして、その積み重ねがきっと、未来の私の身体と心をつくっていくと信じている。


PMSや生理前の不調って、「仕方ない」と我慢されがちだけど、

本当は身体のリズムを知ることでかなり楽になることもあります。


私たちはプレコンセプションケアの視点から、 PMSケア ・妊娠前の身体づくり ・パートナーシップ相談 などを行っています。


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