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なんで女子ばっかり、生理で悩まないといけないの...

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女の子たちのお喋りは、いつだって止まらない。


看護学生だった私たちも例外ではなく、駅までの帰り道、道路の真ん中で大声で話していた。


「なんで男には生理がないのー」


「男もホルモンバランスの変化を味わえばいいのに」


「生理体験とか、一時的な体験で分かったつもりになるなよなー」


「朝起きて、布団が汚れて萎えてみろよー」


今思えば、かなりヤバい。 でも、本音だった。



それから身体の仕組みやホルモン、メンタルを学び、 「これは個人の我慢で済ませていい話じゃない」と、少しずつ言語化できるようになった。


そして今、私はプレコンセプションケアに取り組む助産師をしている。


当時の自分に伝えたい。

その叫びは、ただの愚痴じゃなかった。

知る機会が与えられていなかった社会への違和感だったよ、と。



世界に目を向けると、その違いははっきりしている。


たとえば、オランダ。

オランダでは4〜6歳頃から段階的に性教育が始まり、思春期に入る前から男女一緒に生理について学ぶ。

「生理は体の自然な変化の一つ」という位置づけで、隠すものでも、特別扱いするものでもない。

その背景もあり、10代の妊娠率や中絶率はヨーロッパの中でも低い水準に保たれている。


スウェーデンでは、性教育は義務教育として法律で定められている。

生理・避妊・性感染症・同意について、男女ともに体系的に学ぶ。

調査では、思春期の男子の多くが「生理はパートナーの健康に関わる知識」と認識していると報告されている。

生理用品を男性が購入することも珍しくなく、「知っていること」が思いやりの前提になっている。


イギリスでは、生理に関する教育は小学校高学年(9〜11歳)から必修。

2019年以降は、すべての公立学校で生理用品の無償提供が始まり、

生理による体調不良や欠席への理解も「個人の問題」ではなく「社会の配慮」として扱われている。


一方、日本ではどうだろう。

生理は「女子だけの話」「恥ずかしいもの」とされ、 男性は知らなくて当たり前、女性は我慢して当たり前。


その結果、誰も悪くないのに、誰も分からないまま大人になる。

だから私は思う。 だから、プレコンセプションケアが大切なのだと。


プレコンは、妊娠のためだけのものではない。

女性が自分の体調の変化に気づけるようになること。 男性が「分からないから黙る」ではなく、「知ろうとする」選択ができること。


生理を、 「一人で抱えるもの」から 「二人で理解する健康の話」へ変えていくこと。


朝起きて、生理になっているかどうかは、知識で予測できる。


逆に、周期が乱れたり、ナプキンを超えるような経血が続くなら、 それは我慢ではなく、ケアが必要なサインだ。

叫ぶ前に、病院へ。 抱え込む前に、誰かに話していい。


もし、 「これって普通?」 「誰に聞いたらいいか分からない」


そんなふうに立ち止まっているなら、プレコン相談に来てほしい。


助産師・看護師の私たちは、 医学的な話も、感情の揺れも、 「そんなこと思っちゃダメ」なんて言わずに、ちゃんと聞く。


あの頃、道路の真ん中で叫んでいた私に、 今ならこう言える。


「もう、一人で叫ばなくていいよ」 「だから、プレコンがあるんだよ」と。


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