プレコンセプションケアとは?

プレコンセプションケアは、まだ「決めなくていい」時期に、話せる場所

プレコンセプションケアって...? (1)

ライフステージが変わると、日ごろの興味関心は自然と変化していきます。


新しい彼氏ができるかどうかに心が揺れる時期。

「この人と本当に結婚するのだろうか」と立ち止まる時期。

実際に夫婦になり、これからの家族について考え始める時期。


それは年齢によるものというより、その人が今どのステージにいるかによって起こる変化なのだと思います。


「いつか妊娠したいとは思っている。でも、今すぐではない気もする」

「仕事も、パートナーとの関係も、自分の人生も、どれも大切にしたい」


プレコンセプションケアの活動を続ける中で、私はこうした揺れる気持ちを何度も聞いてきました。


助産師として出産の現場に立ちながら、同時に感じていたのは、妊娠や出産の前段階にある“迷い”や“立ち止まる時間”がとても大切なのに、

それを安心して話せる場所が驚くほど少ないということでした。


ある日、大学時代の友人3人でランチをしたことがあります。


二人は子連れで、私はようやく今のパートナーと良い方向に進んでいきそうだけれど、まだ悩みも多い、そんなタイミングでした。

本当は、今のパートナーとのことを少し話したい気持ちがありました。

けれど、彼女たちは子どもに食事をさせるのに精一杯で、自分のご飯は二の次。

私は「かわいいね」と言いながら、一人で食事を終えようとしていました。

この空気の中で、今の恋の話を持ち出すのは、なんだか違う気がしたのです。

たとえ10年来の友達だったとしても。

逆に、失恋したばかりの友達に対しても、今の自分の話はしにくい。


誰が悪いわけでもなく、ただライフステージが違うだけなのに、話せない瞬間が生まれてしまう。

友人関係を壊したくないし、プライドも邪魔してくる。


イベントや講演では、身体の仕組みや整え方、パートナーとのコミュニケーションについてお話ししてきました。


参加者の方からは「勉強になった」「安心した」という声をいただく一方で、

「知識は分かったけれど、自分の場合はどう考えたらいいのか分からない」という言葉も多く残りました。


知識を自分の人生に照らし合わせて、考えるのはとても難しい。頭で理解することと実践するのは話が違う。


人生は、スケジュール帳通りには進みません。


年齢、仕事、価値観、身体の変化、パートナーとの関係。

それぞれが絡み合いながら、日々少しずつ変化していきます。


だからこそ必要なのは、“正しい答え”をもらうことではなく、自分の人生をどう生きたいのかを言葉にする対話なのだと思います。


友人ではなく、色々な家族の始まりに寄り添ってきた助産師だからこそ、それらの相談にのることが出来ます。


この個別相談では、妊娠の話だけをするわけではありません。


今の自分の状態を整理したり、将来への不安や期待を言葉にしたり、パートナーとの関係を見つめ直したり。


決断を急がせることはありませんし、「まだ分からない」という気持ちも大切にします。


将来のために、今すべてを決めなくてもいい。

でも、自分の人生を誰かに委ねたままにしないために、立ち止まって考える時間は持てます。


この相談が、あなたが自分のタイミングを信じられるきっかけになったら嬉しいです。


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