プレコンセプションケアとは?

アメリカで学んだ、ママになってもプレコンが大切な理由

プレコンセプションケアって...? (1)

私は現在、小児科で看護師をしています。


日々の業務の中で、ふと胸が痛くなる瞬間があります。


それは、母子手帳にある健診のチェックリストを前にした時です。


「首は座っていますか?」「寝返りをしますか?」「一人で歩けますか?」


成長を確認するために大切な指標ですが、

まるで生まれたばかりの赤ちゃんに「合格・不合格」の試験を受けさせているようで、胸がザワつくのです。


わが子を愛するがゆえに、チェックが一つ付かないだけで不安になってしまうママやパパ。


その隣で、私はいつもこう感じています。


「赤ちゃんは、お腹の中でいくつもの困難を乗り越えて外に出てきた、とっても強い一人の人間。

歩くよりハイハイが好きな子、寝るより食べるのが好きな子、みんなそれぞれ。

だから、生後何ヶ月で『〜しなければならない』ことなんてないんだよ」と。


アメリカで出会った「私の人生」を生きるママたち


そんな私の価値観を大きく変えたのは、3年前に経験したアメリカでの「オペア(住み込みのベビーシッター)留学」でした。


1歳の子のシッターとして、1日9時間、ほぼ一日中一緒に過ごす生活を1年間続けました。


そこで目にしたのは、日本で抱いていた「お母さんは自分の時間を犠牲にして頑張るもの」というイメージを覆す光景でした。


週に一度はシッターに子どもを預け、夫婦でデートに出かける。

休日の公園ではパパたちが主役になって子どもと走り回っている。(ママはその時間でヨガや、カフェに行き、1人の時間を過ごす)


何より衝撃だったのは、ステイ先のママの言葉でした。


「これは私の人生。ママになっても、私は私の人生を生きたいの。それは何も変わらないわ」


その潔さを「かっこいい!」と憧れる一方で、当時の私はどこか「違和感」も覚えました。


「子どもを預けてまで自分を優先していいの?」という罪悪感が、心のどこかにあったからです。


正解を探すより、「自分らしさ」を大切に


けれど、1年間彼女たちのそばにいて気づきました。

子育てに「正しいやり方」なんてないのです。


アメリカのママのように他人に頼ることも、日本のように寄り添うことも、どちらかが正解というわけではありません。


もし今、子育てに余裕がなかったり、自分のやりたいことを我慢して苦しくなっているなら、

「少し休んでもいい」「誰かに頼ってもいい」。


そう思えるだけで、育児はもっと楽しく、ワクワクするものに変わるはずです。

私達はいつだってママである以前に、1人の女性なのだから。



 プレコンセプションケアは、単に「健康な赤ちゃんを授かる準備」だけではありません。


今のうちから自分の心と体に向き合い、大切にする習慣を身につけることです。


たとえば、ママになって生活習慣がガラリと変わっても、

その時の自分に合わせた栄養や休息の取り方を知っておくこと。


「自分らしく」という考え方を大切にすること。


そして、自分一人で抱え込まず、

余裕がない時にはパートナーや周囲の人に「助けて」と言える関係性やコミュニケーションの取り方を育んでおくこと。


こうした準備の一つひとつが、

将来ママになった自分を支える「最高のお守り」であり、自分への「プレゼント」になります。


ママになっても、あなたの人生はあなたのもの。


赤ちゃんの成長と同じように、あなたのペースとやり方で、あなたらしい未来を一緒に準備していきませんか。


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